MELON LOUNGE日記

ニューロティカとのライブまで後2日になりました。明日の仕事終わりに出発です。う〜、ドキドキしてきました〜。
んで、その前に。タイミングを逃して書きそびれてた6/19のビークルとのライブをすべりこみレポート。
この「MELON LOUNGE」っていうイベントはそもそも「メロン記念日がDJに挑戦!」ってことで始まったイベントで、他と大きく違ったのはハロプロ外からゲストを呼んでやるってことだったんですね。ビークルとのパイプができたのもこのイベントがきっかけで、それが今のロック化計画につながってるってわけです。
普通、ハロプロのライブってだいたいDVD化されますけど、このイベントは時間は長いし、ゲストやかける曲の権利の関係で商品化できないので、イベントの様子や雰囲気って行った人しかわからないんですよ。そのおかげで単独ライブしか行かない人や、地方在住で行ったことがない人にこのイベントならではの楽しさが伝わりにくいのがちょっともどかしいです。とくに、ハロプロ以外の音楽も好きな人には超オススメなイベントなんですよ。
メロンのメンバーがかける曲は「自分が好きな曲」なので、当たり前ですけど非ハロプロの曲がガンガンかかるわけです。これ、考えてみると意外なんですけど、ハロプロじゃない曲がかかるハロプロイベントってMELON LOUNGEくらいなんですよ。だから、雰囲気としては「メロン記念日を通していろんな音楽を楽しむクラブイベント」って感じです。
当たり前ですけど、ハロプロメンバーハロプロの曲しか聴いてないわけないじゃないですか。でも、ライブで歌うのってハロプロの曲で、もちろんこっちはそれが好きでライブに行ってるのでそれはそれで楽しいんですけど、こういうイベントでケミカル・ブラザーズとかダフト・パンクとかPOLYSICS聴くと超楽しいんですよ。やっぱり「ハロプロ」っていう大きな縛りはありますから、それがないイベントっていうのは解放感が凄いんです。
私はそんなにクラブに行ったことはないですけど、その少ない経験のなかで感じたのは、クラブで踊るのって日常の嫌なことから解放されるためだと思うんです。デカイ音で音楽聴いて、好きなように体動かして、酒飲んで酔っ払って、ってずーっとやってるとクタクタに疲れるんですけど、体がすごく軽くなるんですよね。汗と一緒に心にたまってるモヤモヤも体から抜けてく感じというか。
だから、単独ライブとかでライブハウスやホールに行くと、そこはやっぱりライブを観る場所なのでジッと集中してステージを観てますけど、クラブイベントはそもそも根本的に違いますから、メンバーがステージにいてもバーで酒飲んだり、喫煙スペースで駄弁ったりっていうのが、自然とできる空気がそこにはあるんですよ。まず、クラブイベントじゃないと酒売ってないし。
えらい前置きが長くなりましたけど、要はMELON LOUNGEは日常から解放されて自由に音楽を楽しめるイベントなんです、ってことです。で、今はそこにロックバンドとのコラボ曲をお披露目する場っていうスペシャルなことが加わり、解放度・自由度がさらに増してるんですよ。
で、前回の6/19です。
この日もDJタイムはカオスな選曲がたくさんあって、一番笑ったのは村田さんがかけた楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」・・・ADブギ!(懐) これはメロンとビークルの対談(http://rooftop.seesaa.net/article/120897544.html)で、ヒダカさんが「俺がメロン記念日を好きな理由は、ほっとけないからなんですよ」って言ったことが元ネタなんですけど、村田さんはやたらアラサー、アラフォーのツボを突く選曲で、ZIGGYの「グロリア」がかかったときは個人的に激アガリ。そして柴田さんはまさかのIRON MAIDEN「Run To The Hills」とTHE WHO「ババ・オライリィ」! 柴ちゃんは以前「MR.BIGさんのエリック・マーティンさんの声が好き」(キャワw)と言ってたので意外とHR/HMもイケるのかも。でも、さすがにIRON MAIDENは我が耳を疑ったよ(笑)
そういえば、前回の宴イベントで知り合った人とも再会しまして、そこからまた何人かとお知り合いになりました。そのなかにSONIC YOUTHのTシャツ着てた人もいて、オルタナ関係の話もちょっとしたり。飲みに行ったり普段も連絡取り合ったりって深い付き合いではないですけど、メロンの現場で「イェーイ!」ってハイタッチしたりする仲間がいるっていうのはやっぱり嬉しいです。
あと、喫煙スペースでタバコ吸ってたらRooftopの椎名編集長を見かけたので「いつも読んでます」と声をかけて握手してもらいました。そしたらその日の椎名編集長のブログにちょこっと出てきたっていう(http://rooftop.seesaa.net/article/121843776.html) 好男子、好男子、好男子・・・イヤ〜ン(照)
話が逸れましたけど、この日はとにかくビークルが最高でした! マジでアガりすぎて、その後のメロンライブはヘロヘロ・・・(笑)
普段のメロン単独ライブは、一応モッシュ&ダイブ禁止ってことに(建前上は)なってるんですけど、今回みたいなイベントだとそれも取っ払われるんですよ。それに、ハロプロのライブに行ったことのない人は驚くかもしれないですけど、基本的にハロプロのライブってカラオケなんですよ。CDのオケだけをバックに歌うんですね。だから、今回みたいにロックバンドが出てきて生音をガツンとかましてくれると、その瞬間に空気が一変するんですよ。もう1曲目からモッシュ&ダイブの嵐。これがもうですね・・・、めちゃめちゃ気持ちいいんですよ。普段のライブでもモッシュ&ダイブはありますけど、ビークルファンほど慣れてないのと一応建前があるので、そんなにスムーズじゃないんですね。それが今回は流れるようなモッシュ&ダイブで、安全だし超楽しかったです。
で、ビークルが大盛り上がりだった後にメロンのライブなんですけど、考えてみると、ビークルの後にステージ立てるメロンって凄いですよね。メロンはホームですけど、バンドのあとにカラオケのパフォーマンスでビークルに見劣りしないライブができるって凄いと思います。というか、ロックバンドの後にアイドルが出て違和感がないって、普通だったらありえないですよ。ホント、叩き上げというか、アイドルなんだけどロックバンド然としたグループだと思います。このままコラボ企画を続けてどんどんビルドアップしていってほしいっすね。
で、ライブはその後ビークルが合流してコラボ曲「DON'T SAY GOOD-BYE」と、後1曲SEX PISTOLSアナーキー・イン・ザ・UK」をやって終了。SEX PISTOLSて・・・、例のSONIC YOUTH氏と爆笑。
余談ですけど、MELON LOUNGEのゲストに出る人って、メロンメンバーよりむしろメロンファンにシンパ覚える人が多いんですよ。前回は、すでに伝説となってる怒髪天の増子さんが「今日はメロンよりお前らと仲良くなりたい」と言ってたり、今回だとタロウさんが「何か自分の家にいるみたいだ」と言ったりと、メロンメンバーが置いてけぼり状態になって客席と妙な連帯感が生まれることがしばしば(笑) メロンファンのことを通称「ヲタモダチ」っていうんですけど、ヒダカさんはヲタモダチの気持ちをよくわかってる人だとすると、タロウさんはヲタモダチそのまんま(笑) ホント、他人って気がしません。今回のMVPはタロウさんですね。
それにしても、「DON'T SAY GOOD-BYE」は名曲です。こんな素晴らしい曲を作ってくれて本当にありがとうございます、ヒダカさん。