R.I.P.

LOUDNESS樋口宗孝さんの訃報を聞きました。
闘病中ということは知っていましたが、絶対にカムバックするはずだと信じていました。いえ、「カムバックするはず」というより「カムバックしないはずがない」と思っていました。樋口さんがLOUDNESSに戻ってこないという発想は、私にとってあまりに現実的でなく、そしてありえないものでした。
訃報を知ったときはショックで文面が理解できず、時間が経つにつれてどんどん悲しみが増してきました。しかし、それでもまだ信じられない気持ちを引きずりながらLOUDNESSのアルバムをかけ、樋口さんのドラムを耳にした途端に涙が溢れてきました。「やっぱりカッコイイ!」という思いに「もうこのドラムを叩いていた人はいない」という思いがごちゃまぜになって、樋口さんが亡くなった実感が痛いほどリアルに迫ってきました。
私はLOUDNESSをリアルタイムで経験していませんが、へヴィ・メタルという音楽を愛する人にとって、LOUDNESSというバンドがいかに大きな存在かは常々感じていますし、その度にLOUDNESSに対する尊敬の念を強くしていました。
LOUDNESSの凄さと、LOUDNESSにおける樋口さんの存在の大きさはあえてここで言いませんが、おそらく最期の最期までLOUDNESSに戻ってこようと闘い抜いた樋口さんと、それを支えた二井原さん、高崎さん、山下さん、そしてご家族のことを思うと言葉が出ません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。